翻訳者の超バックアップソリューション、Synology DS218Play開梱

ホームネットワークに配置し、常時アクセスできるネットワークアタッチトストレージ(NAS)。翻訳者だけでなく、リモートワーカー、個人事業主にとって強力なバックアップソリューションとなる。そのSynology DS218Playの開梱と紹介を行う。

この記事の対象者

  • NAS導入を考えている人
  • 強力なバックアップを準備したい人
  • 大容量のストレージを必要としている人
  • 在宅ワーカーや個人事業主など、大量のファイルを自分で管理しなければならない人

この記事の内容

  • Synology DS218Playの開梱と紹介
  • 翻訳者やザク宅ワーカーにうれしいポイントの紹介

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これが一式だ

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その優れたスペックと機能からは想像しがたいが、非常にコンパクトで軽量。このサイズと重量なら、モデムやルーターと並べても違和感が全くない。

寸法
165 mm x 100 mm x 225.5 mm
0.87kg

Synology DiskStation DS218play 2ベイ NAS キット 日本正規代理店アスク サポート対応 クアッドコアCPU搭載 保証2年 CS7089

購入したハードディスク

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NASにはハードディスクは付属していないため、別途購入する必要がある。今回購入したのは、Seagate IronWolf 3.5″ 3TB 内蔵ハードディスク HDD。このNASは、2ベイタイプなので2台購入した。つまり、合計容量は6TBととなる。非常に大容量でありながら安価なドライブだ。

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取り付けは超簡単!

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外カバーを外して、HDDを下の段から挿入して付属のネジで留めるだけ!そしてカバーを戻して同じく付属のネジで留める。

back of the unit

ユニットの後ろにあるLANポートに付属のケーブルをつなぎ、ルーターに接続する。そして、電源プラグをUSBポートの下に接続すれば準備完了。

Synology DS218Playのおいしいところ

DS 218playは大容量バックアップが可能になるだけでなく、マルチメディアの扱いに優れているので、字幕翻訳者、ゲーム翻訳者などにも嬉しいユニットだ。

大容量のストレージを構築可能
DS218playでは、最大32TB(16TBx2)のハードディスクを追加できる。外付けハードドライブやUSBスティックとは比にならない。

簡単な操作
DS218playでは、複雑な設定を行ったり、追加の専用アプリケーションをインストールする必要はない。すべての操作はWebブラウザで行うため、あらゆるタイプのユーザーでも直感的に操作を行うことができる。

Video Station
動画を形式に関係なく保存しておくことが可能。必要に応じてリアルタイムによるトランスコーディングを行いながら、各種デバイスへのストリーミングを行うことができる。つまり、スマートフォン、PC、Mac、タブレットなどのデバイスに制限されることなく、保存した動画をいつでも、どこからでも、高速再生することができる。字幕翻訳者やゲーム翻訳者は大量の動画を見る必要があり、すべてをマシン上に保存しておくと容量不足となることがあるので非常に便利。また、外付けのドライブでは、形式の違いにより、タブレット、スマートフォン、PCなどで手動で変換を行う必要に迫られることがある。

Synology Drive
パブリッククラウド(DropboxやGoogle Drive)のようなアプリ。クライアントPCやMacにこのアプリをインストールすることで、まるでパブリッククラウドを使うようにデータの同期を行うことが可能だ。パブリッククラウドでは、データの制限に悩まされるが、この環境では自分で好きなだけ物理的に容量を追加できる。今回の環境では、6TBのも容量を使うことが可能だ。

また、ローカルネットワークに位置するため、ホームネットワークに接続していれば超高速ファイル転送(110MB/秒)が可能だ。さらに、標準のパブリッククラウドと同様、ホームネットワーク外にいても、ネットワーク接続さえ可能であれば、いつでも、どこからでも本ユニットにアクセスしてファイルのダウンロード/アップロードを行うことができる。

パブリッククラウド同期
NASは外付けドライブと同様に物理ハードウェアである。その弱点は、物理的に壊れるとデータが失われてしまうことにある。しかし、Synology D218playでは、パブリッククラウドとの同期も可能だ。たとえば、指定のフォルダーをOneDriveと同期させておくことで、たとえNASが物理的に粉々になっても、そのフォルダーのファイルはOneDriveで生き続ける。つまり、別のデバイスから簡単に復元できる。

多様なHDD/SSDに対応
物理ディスクを購入するに当たり、ハードウェアの選択に悩む必要はない。非常に多くのディスクに対応している。また、対応状況に不安があれば、『互換性リスト』を参照して確認することも可能だ。

エコ仕様
NASは常時駆動しているから電気代が…。DS218playはハイバネーション機能を搭載している。ハイバネーション時では、わずか5.16W*という低電力仕様だ。また、フルで稼働していても16.79W*と非常に低電力で動作する(*公式ページ参照)。フル稼働していても非常に静かで作業の邪魔になるようなノイズが発生することはない。

USB 3.0ポート
NASの導入にあたり、「これまで使ってきた外付けドライブの中身を高速に移動したい」、「USBスティックメモリの中身を移動させたい」というニーズもあるだろう。そこで、 このUSBポートを使えば、コンピューターを経由せずに、外付けデバイスから直接ファイルを転送することが可能だ。

さいごに

翻訳者に求められる責任は品質だけじゃない。作業ファイルや参照資料の管理も求められる。しっかりとしたバックアップソリューションなしでは、これからのデジタル時代を生き残ることはできないだろう。

DS218playは26,980円、HDDが1台10,200円と金額だけ考えれば決して安くはない。しかし、データや資料、それを再び用意するための労力を総合的に考えれば決して高くはないはずだ。個人事業主やフリーランサーは賢い施設投資を行わなければならない。

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コメント

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