最近では、さまざまなキーボードが出回っているが、値段が上がれば上がるほど、ケバケバしいデザインで、でっかくて、扱いづらいものが多くはないだろうか。
そこでこのハッピーハッキングキーボードだ。非常にシンプルかつ小型。
これが死ぬほど使いやすい。ゲーマーやコンテンツクリエーターには、あまり向かないかもしれないが、エンジニアやプログラマーが重宝する一品だ。
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これが梱包内容だ!
現在(2019年12月)では、オマケでキーボードルーフ(4000円税別)が付いてきた!
ハッピーハッキングってどんな意味?
実は、Happy Hackingという言葉はオープンソースのメーリングリストの最後の締め挨拶(敬具)のような形で使われることが多い。「じゃあね」みたいな意味だ。
オープンソース開発者たちが、「開発頑張ってね」という意味でメールの最後に書くのだ。
コミュニティ以外でもHappy ~という表現はよく見られる。たとえば、Happy Holiday、Happy New Year、Happy Birthdayなど、どれも「おめでとう」「良い~を」のような意味が込められている。
え、こんなに小さいの!?
HHKB HYBRID Type-Sの公式スペックは以下の通りだ。
型名 | PD-KB800BS | |
---|---|---|
インタフェース | Bluetooth Ver4.2LE Class2、USB Type-C(Type-C – Type-Aケーブル付属なし) | |
無線操作距離 | 最大10m | |
カスタマイズ機能 | DIPスイッチ、キーマップ変更機能(注1) | |
キー仕様 | 静電容量無接点方式、押下圧45g、3.8mmストローク、シリンドリカルステップスカルプチャ、 キーピッチ19.05mm | |
キー数 | 60個 | |
サイズ(mm) | W 294×D 120×H 40 (キートップ上面まで) | |
重さ | 540g (電池含まず) | |
電源 | 単3形乾電池×2本、USBコネクターからの給電 | |
動作時間 | アルカリ乾電池使用時の目安:約3カ月(当社環境でのテスト値であり、保証値ではありません) | |
サポートOS | Bluetooth接続 | Windows 8.1 / Windows 10、macOS 10.14以降(注2) Android 4.4以降、iOS 11.4以降、iPadOS 13.0以降 |
USB接続 | Windows 7 / Windows 8.1 / Windows 10、macOS 10.12以降 |
出典:https://www.pfu.fujitsu.com/direct/hhkb/detail_pd-kb800bs.html
数字だけ見てもぱっとしないかもしれないが、通常のフルサイズキーボードと比べると非常に小さい。
ハイブリッドが意味するところ
この製品名の通り、このキーボードはハイブリッドアプローチを取り入れている。何がハイブリッドなのかというと接続方式だ。有線(USB Type-C)とBluetooth接続が可能だ。Bluetoothだけの接続では、電池を挿入しての使用となる。
ユーザーによっては充電式でないところに疑問を感じるかもしれないが、電池を採用するメリットは十分にある。バッテリーとは必ず劣化するものだ。どんなに気をつけて、いたわる充電を心がけてもいずれは壊れてしまう。バッテリー交換ともなれば高額な修理費が必要となるのは言うまでもない。電池ならばどうであろうか、電池を交換するのは面倒ではあるが、バッテリー故障の心配はない。しかも、有線接続を行っていれば、その電力で電池なしでもBluetoothが使用できる。
このようなハイブリッドアプローチを取り入れているキーボードは少ないのではないだろうか。
キー配置が慣れないというあなたに
カッコイイキーボードだけど、使いづらいよ。という人もいることだろう。それならば、練習あるのみ。タイピングゲームで楽しくキーボードに慣れるとよい。
4台同時切り替え可能というハッカープラットフォーム志向
この設定をみていただきたい。
HHKB1台で、タブレット、Mac Book Pro、XPS 13、デスクトップに同時接続できている。しかも、うれしいことにショートカットキーでこれらの操作の切り替えが可能なのだ。これぞ真のマルチタスキングだ。
Type-Sという世界
これまでのHHKBにもType-Sは存在していたが、このハイブリッドアプローチを取り入れたモデルでは初でああろう。このType-Sは静寂性を示している。これを示した動画などが公開されているが、こればかりは実際に聞いてみないとしっくりこないだろう。
感じとしては、静かなカタカタというところだ。また、キーの重さも非常に軽く、押しやすくて長時間タイプしてもストレスが少ない。
ただし、メカニカルキーボードやゲーミングキーボードになれているユーザーには少し軽すぎるように感じられるかもしれない。
しかし、慣れてしまえば問題ない。非常に快適なタイピングを楽しむことが可能になるだろう。サイズも小さいのでどこへでも持って行けることは間違いない。
結局どうなの?
答えは簡単。長時間にわたりタイピングするライターや、コマンドなどを打ちまくるエンジニア、長時間のコーディングを行うディベロッパーには最高のキーボードだ。
そのサイズや重量からも、どこへでも持って行きたくなるキーボードとなることは間違いない。
あくまで、エンジニア、プログラマー、ライター向けだ。
ゲーマーやコンテンツクリエーターには、向かないという点には注意したい。
コメント
[…] キーボードとマウスもケチらずに投資することをおすすめしたい。長時間使用するため、安物を使えば手を痛めることになり、結果的に効率低下につながる。おすすめなキーボードはHHKBシリーズ、マウスはLogicool MX Master 3だ。これらについては、レビュー記事を書いているので、ぜひ参照されたい。 […]