子どもの頃、虫眼鏡を使って新聞紙などを燃やした経験などないだろうか。子供心にしてみれば、「なぜ、たかがレンズで火が起こせるんだろう」と不思議な体験になるはずだ。米国テキサス州マッキニー市にお住まいのNissa-Lynn ParsonのFacebook投稿によると、12歳のこどもがクリスマスプレゼントの虫眼鏡で庭を燃やしてしまったという。
彼女の投稿を簡単に翻訳しよう。
「今年のクリスマスは決して忘れられないものとなりました!私には12歳の息子がいます。好奇心旺盛な読書家で科学に興味を持っていて、クリスマスプレゼントには虫眼鏡がほしいとお願いされました。これはバスケットボールプレーヤーやボールやスーズをお願いするような感じです。夫と私は、読書のために虫眼鏡が必要なんだろうと思いました。しかし、息子は、虫眼鏡で火を起こせるかどうか実験してしまったんです。その日、その息子と2人の兄弟は庭の車が通るスペースに行き、虫眼鏡を使って新聞紙に穴を開けていました。この程度なら何も起こらない…はずでした。息子たちが走ってきて、「庭の隅が燃えて、クリスマスライトが溶けてるよ!」と叫ぶまでは。夫と私はすぐさま外に出ましたが、そのときは既に庭が燃えて真っ黒になっていました。バケツを手にとり、水道を全開にし、毛布で必死に消火しました。火がよその家に燃え移ってしまわないように…。その時の光景は異常でしたよ。クリスマスのパジャマを着た人たちが庭の燃えさかる炎にあたふたしてたんですからね!
これはあくまで事故であったことを強調します。誤解されては困りますからね。もっとヒドイことになっていたかもしれませんが、被害が広がる前に消火できたことは不幸中の幸いでした。今となっては、思い出深いクリスマスでした。「2019年のクリスマスは庭でファイヤー」とでも名付けましょうかね。ところで、息子に虫眼鏡を与えるのはやめたほうが無難ですよ!
https://www.facebook.com/nissalynn.parson/posts/10159101496283056
火事の被害が自分の庭だけだったとして、Facebookに投稿するとはなかなか寛大な母親である。
この投稿は限定なしで限定されているため、多くのコメントが寄せられている。そのいくつかも紹介しておこう。
「12歳の子どもが虫眼鏡を欲しがるのは、アリをいじめたり、火を起こすためだよ。それ以外に理由なんてない。シャーロックホームズなら別だけどね」
「春になって芝生が生え替われば、とっても美しい庭になるよ」
「虫眼鏡のついたネックレスを持っているんだけど、これに気がついた大人たちはみんな言うのよね。『ねぇ知ってるかい。虫眼鏡で火を起こせるんだぜ』。みんなこの子みたいに、子どもの時にこの事実を発見したのね」
「あまりしからないであげて!きっと彼は偉大な科学者になるよ!」
この投稿は、ソーシャルメディアで大きく拡散され、大手のニュースサイトでもとりあげられていてる。おそらくNissa-Lynn さんはここまで自分の投稿が広がるとは思っていなかったらしく、ニュースサイトで取り上げられたことについてもFacebookで投稿している。
Today.com Family puts out Christmas fire after kid sets lawn ablaze with magnifying glass
NBC Today Showのオンラインニュースはいいですね。今夜はとても楽しいインタビューをしていただきました。
日本でも季節は、火事には十分に注意したいところだ。
何を隠そう、私(筆者)も虫眼鏡で火を起こして芝生を燃やしてしまったことがあった。当時はソーシャルメディアなどなかったので、拡散されることはなかったが、両親にこっぴどくしかられたのは今でもよく覚えている。
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